壁紙を貼る仕事に興味はあるけれど、男性ばかりの現場で、力や背の高さが足りずについていけないのではないか。そう考えて、一歩目を踏み出せずにいる女性は少なくありません。
クロス職人の仕事は、たしかに体を使います。ただ、現場で差がつくのは、腕力の強さよりも、道具の選び方と体の使い方、そして一日の段取りです。
【目次】
女性がクロス職人を目指すときに押さえておきたいことは、次の3つです。
つまずきやすい場面は決まっている:天井、高い場所、重い材料の3つ。どれも、道具と体の使い方で負担を軽くできる
職場は「性別への向き合い方」で選ぶ:更衣やトイレ、重い物の運び方、日程の相談ができるかを、入る前に確かめる
働き方は3つある:会社に雇われる、職人として独立する、自分の事業に内装を足す。どれを選ぶかで、学び方も変わる
Kitano壁紙スクールのよくある質問には、「背が小さい女性なのですが、貼れるでしょうか?」という問いがあります。答えは「貼れます」の一言です。
この記事では、その一言の中身を、作業の場面ごとに分けて見ていきます。
まず、建設業で働く女性がどのくらいいるのかを、数字で確かめておきましょう。
総務省の労働力調査では、2025年平均の建設業の就業者は478万人です。国土交通省がこの調査をもとに集計した資料(令和8年3月)では、そのうち女性は88万人とされています。
計算すると、建設業で働く人のおよそ18%が女性です。
ただし、この88万人の多くは、事務や管理の仕事に就いています。同じ資料では、女性のうち管理的な職業と事務の仕事に就く人が65万人で、88万人の約74%にあたります(計算値)。
現場で手を動かす技能者に絞ると、女性は11万人です。平成25年の7万人から、少しずつ増えてきました。
企業に尋ねた調査でも、同じ傾向が見えます。国土交通省の「令和6年度 建設産業における女性定着促進に関する実態等調査」(回答1,609件)では、回答企業の技能者に占める女性は2%でした。回答した企業だけの数字なので、先の11万人とは集計の仕方が違います。
一方で、2024年度に採用した技能者に占める女性は6%です。今いる人の割合より、新しく入る人の割合のほうが高くなっています。
現場で働く女性は、まだ少数です。
女性に向いているかどうかを考える前に、クロス職人が一日にどんな作業をしているかを知っておくと、不安の正体がはっきりします。
壁紙の貼り替えは、おおまかに次の順番で進みます。
器具外し:照明やスイッチのカバー、インターホンなどを外す
剥がし:古い壁紙をめくる。下地の状態によって、剥がしやすさは現場ごとに違う
パテ:下地のへこみや継ぎ目を埋めて、平らにする。乾いたら、ペーパーで削って整える
採寸と糊付け:壁や天井の寸法を測り、壁紙を切って糊を付ける
貼り:壁、天井、収納の中などに貼っていく。スイッチやエアコンのまわりは、よけて切る
仕上げ:はみ出た糊を拭き取り、外した器具を戻す
このうち、腕力がものを言う場面は、実はそれほど多くありません。多くの工程で求められるのは、丁寧さと、手順を覚えて自分で考える力です。
体の負担が大きくなるのは、天井を貼るとき、高い場所で作業するとき、重い材料を運ぶとき。この3つに集中しています。
仕事のきつさを分けて考える方法は、クロス職人はきつい?で詳しく紹介しています。
「女性はクロス職人に向いている」と言われることがあります。ただ、性別だけで向き不向きを決めることはできません。
見ておきたいのは、仕事の中にどんな性質の作業があるかです。クロス職人の仕事には、次のような場面があります。
細かい拭き取り:濃い色の壁紙は、糊の跡が少しでも残ると目立つ。こまめに拭き取る根気が仕上がりを左右する
住んでいる人がいる部屋での作業:家具や冷蔵庫を傷つけないように養生し、生活の場を汚さないように動く
狭い場所:洗面台の下やトイレのタンクの裏など、体を小さくして手を入れる場所が多い
このあと紹介する引越し業の受講生は12日目、黒に近い濃い色の壁紙を貼りました。「汚れ(糊の跡など)が目立つので、こまめに拭き取ったりと、いつも以上に神経を使いました」と振り返っています。
こうした作業が得意かどうかは、人によって違います。自分がどんな作業なら続けられそうかで考えると、入ってからのずれが小さくなります。
ここからは、Kitano壁紙スクールで学んだ女性の受講生の様子をもとに、覚えていく順番と、つまずきやすい場面を見ていきます。
紹介するのは、引越し業を営む会社から受講に来た女性です。2026年の1月から2月にかけて、15日間の講習を受けました。
初日の感想は「すべてが初めての経験でした」というものです。
1日目:器具外し、剥がし、壁の貼りを少しずつ体験。壁紙を切るのに失敗し、扉のところで一度やり直した
2日目:新しい現場で、一日かけて器具外しと剥がし。現場によって下地の状態が違うことを知る
3日目:寸法取り、糊作り、糊付け、貼りまで。カッターの刃を替えたら、格段に切りやすくなった
4日目:練習用から本番用の壁紙に替えて貼る。生地が変わると貼り心地も変わることに戸惑う
6日目:壁紙の端と端を突き合わせて貼る「突き付け」に入る
7日目:初めて天井に挑戦する
8日目:粉のパテを水で練り、下地を一日かけて整える
9日目:エアコンやインターホンがある部屋の壁を、一人で一部屋貼り切る
9日目、インターホンのところで1枚失敗しながらも、最後は一人で貼り終えました。エアコンまわりは、講師に教わった「パズルのように考えて貼る」やり方で進めたそうです。
この受講生の場合は、壁を一人で貼れるようになったあとに、天井や高い場所、重い材料といった体にこたえる場面がやってきました。
天井を貼る作業は、上を向いたまま、長い壁紙を両手で支えて貼り進めます。クロス職人の仕事の中でも、特に体にこたえる工程です。
この受講生は、7日目に初めて天井に挑戦しました。その日の感想は、次のとおりです。
「天井を貼るのが、こんなに大変だとは思いませんでした……。もう腕がパンパンです。正直、一人で貼れるようになる気がしません。」
講師は「最初はみんなそう思うものですよ」と答えたうえで、体格や筋力は人それぞれなので、自分に合った貼りやすいやり方を一緒に見つけていこう、と声をかけています。
11日目には、天井を一人で貼るときに「秘密兵器」と呼ぶ補助工具を借りて、最後まで貼り終えました。講師は、プロも現場で使うしっかりした工具なので、どんどん使って大丈夫だと伝えています。
13日目には、その補助工具を使って洋室の天井を貼り、合格の評価を受けました。受講生は「もっと場数を踏んで慣れていけば、道具なしでもできるようになる気がします」と話しています。
天井は、力で押し切る作業ではありません。道具に頼るのは、仕上がりを守るための選び方です。
姿勢と力加減も大切です。Kitano壁紙スクールの天井の講習では、講師が「壁紙はつまんじゃダメ」「イナバウアーみたいに」といった言葉で、体の反らし方や壁紙の持ち方を伝えています。
腕の力だけで支えようとせず、体全体で壁紙を運ぶ感覚をつかむと、疲れ方が変わってきます。
女性の講師から、体の使い方を直接教わった受講生もいます。看護師からハウスクリーニングの経営者になった受講生は、3日目に女性の講師のお手本を見たあと、一緒に作業をしながら天井に取り組みました。
「上を向いての作業は大変でしたが、形になると嬉しいですね」という言葉のとおり、その日のうちに台所の天井を一人で貼り切っています。
天井の講習の様子は、未経験者が15日で天井クロスを貼れるようになる理由で紹介しています。
背の高さや腕の長さは、変えられません。ただ、高さの差は、脚立の選び方と置き方でかなり埋められます。
この受講生は10日目、仕上げのパテとペーパー掛けを一日続けました。粉まみれになり、顔まで真っ白になったそうです。
講師は、慣れてくると脚立の位置や体の使い方を工夫して効率よくこなせるようになると話したうえで、こう続けています。
「小柄な方は男性に比べるとリーチの面で少し大変な部分もありますが、その分、自分に合った『疲れにくいコツ』を一緒に掴んでいきましょうね!」
差があることを隠さず、そのうえで自分に合ったやり方を探す。体格の差との付き合い方は、この言葉に表れています。
クロス職人の仕事では、壁紙のほかに、糊や床材などの重い材料も扱います。
看護師からハウスクリーニングの経営者になった受講生は、14日目に床のクッションフロアを貼りました。そのときの感想です。
「CFはクロスに比べて材料の幅が倍もあり、糊も重たいので、私のような小柄な女性には体力的にもなかなか大変な作業でした……!」
講師は、慣れるまでは材料の重さに驚くかもしれないが、身体の使い方ひとつで、女性でも負担を少なく美しく仕上げられるようになると答えています。
重い材料と付き合うには、「どうすれば楽に運べるか、楽に貼れるか」を考えることから始めます。
引越し業の受講生も、15日間の最終日に講師からこう言われています。
「クロス職人は男女問わず活躍できる職業だと実感していただけたと思います。重い道具の運び方など、体格に合わせた工夫は必要ですが、これからご自身で色々試して『自分の正解』を見つけていってください。」
この受講生は14日目のテストで、6帖の部屋の天井と壁を一人で貼り切りました。「ずっと不安でしたが、無事に終わってホッとしました」という言葉が残っています。
重い材料の話が出たので、法律の決まりにも触れておきます。
労働基準法第64条の3と、それを受けた女性労働基準規則では、会社が女性を就かせてはならない仕事が定められています。妊娠中や産後1年以内の女性に限らず、18歳以上のすべての女性に当てはまるのは、主に次の重さです。
断続して扱う場合:30キログラム以上の重量物
続けて扱う場合:20キログラム以上の重量物
妊娠中と産後1年以内の女性には、さらに制限が加わります。高さが5メートル以上で落ちるおそれのある場所での仕事や、足場の組み立てなどです。
この決まりで義務を負うのは、人を雇っている会社です。独立して自分で仕事を請けるようになると、守ってくれる会社はなくなります。
だからこそ、重い物は二人で運ぶ、台車を使う、材料を小分けにするなど、自分で段取りを組めるようになっておくことが大切です。
入ったあと、長く続けられるかどうかも気になるところです。ここでは、現場で働く人に尋ねた調査を見てみます。
厚生労働省の委託で行われた「建設業における雇用管理現状把握実態調査」(令和5年度)は、建設会社で働く技能労働者2,906人に聞いています。女性の技能労働者が建設業で働き続けるために必要だと思うことを、一つ選んでもらう問いです。
体力的な負担の軽減:22.8%
女性だからという意識の改革:16.4%
育児中の短時間勤務など柔軟な勤務体系の導入:14.3%
女性用トイレ・更衣室等の施設の整備:8.8%
出産、育児について職場の理解:8.8%
ただし、この調査の回答者の8割強は男性です。女性の技能者だけの声ではない点に注意が必要です。
それでも、体の負担の次に「女性だからという意識」が挙がっていることは、現場で働く人たち自身が、まわりの見方を課題と感じていることを示しています。
女性本人が答えた調査もあります。厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」の建設業特集では、建設業で働いた経験があり、在職中に妊娠を経験した女性248件に尋ねています。
現場の整備について必要だと思うことは、次の3つが上位でした。
女性専用の仮設トイレ:81%
女性専用の更衣室:79%
女性専用の休憩室:76%
答えを複数選べる聞き方なので、1つだけ選ぶ先の調査の8.8%とは比べられません。
この調査は、技能職に限らず、事務の仕事の人も含みうる点に注意が必要です。
現場の整備は進んでいる途中です。日本建設業連合会の会員企業89社の調査(2025年9月公表)では、女性用トイレがある現場は81.2%、更衣室がある現場は54.0%でした。
大手の建設会社の現場の数字で、住宅の内装の現場とは事情が違うこともあります。
更衣やトイレは、毎日のことです。入る前に確かめておきたい項目の一つです。
男性の多い現場で、からかいや心ない言葉を受けるのではないかと心配する人もいます。
雇われて働く場合、会社には措置を講じる義務があります(男女雇用機会均等法第11条)。職場での性的な言動によって働く人の環境が害されないよう、相談に応じる体制を整えることなどです。相談したことを理由に、解雇などの不利益な扱いをすることも禁じられています。
困ったときは、まず社内の相談窓口に相談できます。社内で話しにくい場合は、都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)や、総合労働相談コーナーでも、無料で相談を受け付けています。
ただ、法律で守られるのは、起きてしまったあとのことが中心です。入る前の段階では、女性が実際に働いているか、困ったときに誰に相談できるかを確かめておくことが、いちばんの備えになります。
クロス職人として働く道は、大きく3つに分かれます。
会社に入り、先輩の職人について仕事を覚えていく道です。決まった給料があり、社会保険にも会社を通じて入れます。
先ほどの重さの決まりも、雇われて働く場合に会社が守るべきものです。
一方で、貼る作業をいつから任せてもらえるかは、会社によって違います。入る前に、どんな順番で仕事を任せてもらえるのかを確かめておきましょう。
腕を身につけたあと、自分で仕事を請ける道です。どの仕事を何件受けるかを、自分で決めやすくなります。
ただし、建設業で独立して働く女性は、まだ多くありません。総務省の令和4年就業構造基本調査では、建設業の自営業主は69万9,700人で、そのうち女性は1万800人でした。
同じ調査で建設業で働く女性88万6,200人(令和4年)のうち、自営業主は約1.2%です(計算値)。
ここでいう自営業主は、一人親方とまったく同じ意味ではありませんが、独立して働く女性が多くないことはうかがえます。
独立すると、仕事の量や日程は自分で決めやすくなる一方、仕事が途切れたときの収入や、けがをしたときの備えも自分で用意することになります。
仕事の取り方も考えておく必要があります。Kitano壁紙スクールの独立開業サポートでは、修了後にパートナー契約を結び、実際の現場案件を担当します。
契約の細かな条件は、申し込む前の説明で確かめておきましょう。独立のタイミングについては、クロス屋の独立は何年かかる?で詳しく紹介しています。
すでに別の事業をしている人が、内装の技術を身につけて、仕事の幅を広げる道です。
看護師からハウスクリーニングの経営者になった受講生は、クリーニングのお客様から内装の相談を受けることが増えていました。それをきっかけに、Kitano壁紙スクールで学んでいます。
修了後は、本業のハウスクリーニングに加えてクロスの施工も自分で請け負い、Kitanoとパートナー契約を結んで現場を担当しています。今は「さき講師」として、スクールで教える側にも立っています。
企業の新しい事業として学ぶ例もあります。2026年には、元エステティシャンと元美容師の女性2名が、所属する会社の新事業の立ち上げのために受講しました。
2人は基本の講習を修了したあと、会社の要望で独立開業サポートに進みました。住んでいる人がいる部屋での作業、建具に貼る化粧シート、床の施工まで学んでいます。
住んでいる人がいる部屋での作業では、冷蔵庫や食器棚をていねいに養生し、家具を傷つけないように動かす段取りを学びました。講師は、一日の段取りがとても大切になると伝えています。近所への配慮から早朝や夜遅くの作業はできず、作業を中途半端に残して帰ることもできないからです。
独立開業サポートでは、段取りや手順を自分たちで考えて現場を進める練習もしました。受講生は「指示を待つのではなく、独立後のリアルな動きを体感できました」と話しています。
独立や自分の事業を考えるとき、多くの人が気にするのは、一人で現場を任されたときにやり切れるかどうかです。この2人の受講生も、その不安を口にしています。
床のクッションフロアの講習では、「クロスと違ってやり直しが利かない『失敗のできない一発勝負』なので、すごく緊張しました」という感想がありました。床材は、切り間違えると後から直すことが基本的にできません。
研修の終盤には、壁と床を一人で仕上げる現場も任されました。そのときの言葉は「一人ですべてを判断して進めるのはやっぱり少し不安になりますね」というものです。
それでも、教わった工程を一つずつ整理しながら進め、壁のクロスを最後まで貼り切っています。翌日のフロアタイルの施工では、斜めの壁がある難しい部屋で時間が押しながらも、「講師に頼り切るのではなく、最後まで諦めずに」自分の力で納めました。
不安が消えるのを待たずに、手順を頼りに一つずつ進めていく。研修の中でその経験を積んでおくことが、独立したあとの支えになります。
クロス職人の収入は、男性か女性かで決まるものではありません。決まり方は、働き方によって違います。
雇われて働く場合:会社が決めた給料。経験や任される仕事の範囲で変わる
独立して請ける場合:貼った面積や部屋の数に応じた単価と、こなした量で決まる。そこから材料や移動などの経費を差し引いたものが手元に残る
国が公共工事の費用を見積もるために毎年決めている「公共工事設計労務単価」には、「内装工」という職種があり、壁紙を貼る作業も含まれています。この単価は職種と都道府県ごとに決められていて、男女で分けた単価はありません。
同じ面積を、同じ品質で貼れば、評価は性別で変わりません。腕と段取りが、そのまま仕事の量と信頼につながる仕事です。
独立して請ける場合の単価の決まり方は、クロス屋の手間請け単価はいくら?で詳しく紹介しています。
女性がクロス職人を目指すとき、入る前に確かめておきたいことを5つにまとめます。
更衣とトイレ:現場で着替える場所や、使えるトイレがあるか。現場ごとに違うなら、どう対応しているか
重い物の運び方:材料や機械を一人で運ぶ前提になっていないか。二人で運ぶ、台車を使うなどの決まりがあるか
教わる順番:貼る作業にいつから入れるか。周辺作業だけで長い期間が過ぎないか
日程の相談:家庭の事情や体調に合わせて、休みや日程を相談できるか
女性の先輩や講師:同じように働いてきた女性がいるか。体格に合ったコツを教えてもらえるか
5つのうち、すべてがそろう職場は多くないかもしれません。どれを優先するかを自分で決めておくと、迷ったときの物差しになります。
面接や説明の場で聞きにくいと感じるかもしれませんが、長く働くための大切な確認です。答え方そのものが、その職場が女性の働き手にどう向き合っているかを知る手がかりにもなります。
女性が学ぶうえで、次のような特徴があります。
年齢や職業の制限がない:よくある質問でも、背が小さい女性でも「貼れます」と答えている
女性の講師がいる:看護師から転身した「さき講師」をはじめ、女性の講師も指導にあたっている
道具は一式用意:腰袋を含め、施工に必要な道具はすべてスクールが用意する。手ぶらで来て構わない
日程の相談ができる:仕事の休みに合わせて受講している人もいる。現場で行う講習なので、土日祝日だけで組むのは現場しだい
その先の働き方まで:独立開業サポートでは、修了後にパートナー契約で実際の現場を担当する
受講できるのは、東京23区内とその近郊です。宿泊先の手配は行っていません。
よくある質問は、Kitano壁紙スクールのよくある質問にまとまっています。受講生の一日ごとの様子は、看護師さんからリフォーム業に転身でも読めます。
コースは次のとおりです。
パーフェクトコース
一人で施工を完結できる基本の習得。床(フロアタイル・クッションフロア)の施工体験を含む
エキスパートコース
柄合わせやソフト巾木まで、現場で通用する応用力
独立開業サポート
研修に加え、開業の支援と、修了後に実際の現場案件を担当するパートナー契約
各コースの詳細は、こちらをご覧ください。
腕力よりも、丁寧に仕上げることが苦にならない人、失敗したときに原因を考えて試し直せる人が伸びやすい仕事です。
独立開業サポートで学んだ女性の受講生は、採寸を間違えたときも、焦らずに自分で対処を考えて進めました。講師は「大切なのはその後のリカバリーです」と話しています。
一つの金額には決められません。雇われて働くか、独立して請け負うか、地域、腕前、仕事の取り方で大きく変わるからです。
独立して請け負う場合は、貼った面積や部屋の数に応じた単価と、こなした量で収入が決まります。収入の決まり方は、性別では変わりません。
住宅や事務所、店舗の壁や天井に、壁紙を貼って仕上げる職人です。古い壁紙を剥がし、下地を整え、新しい壁紙を貼るまでを受け持ちます。
壁紙の技能を証明する国家資格には、技能検定の「表装(壁装作業)」があります。
貼れます。脚立の高さと置く位置を変えたり、補助工具を使ったりすることで、背の高さの差は補えます。
Kitano壁紙スクールで学んだ女性の受講生も、補助工具を使って天井を一人で貼り切っています。
体を使う仕事なので、まったく負担がないわけではありません。特に天井を貼る作業や、床材などの重い材料を扱う作業はこたえます。
ただ、最初から体力がある人ばかりが続けているわけではありません。天井で「腕がパンパン」になった受講生も、補助工具と体の使い方を覚えて、一人で一部屋を貼り切っています。
少数です。建設業の現場で働く技能者のうち、女性は11万人で、技能者全体から見ればごく一部です。
それでも、2024年度に企業が採用した技能者に占める女性の割合は、今いる人の割合より高くなっています。Kitano壁紙スクールにも、看護師、エステティシャン、美容師など、さまざまな仕事から学びに来た女性がいます。
働き方しだいです。雇われて働く場合は、短時間勤務や休みの相談ができる会社かを確かめましょう。
独立すると日程は決めやすくなりますが、工期は動かしにくく、仕事を途中で残して帰れない現場もあります。どちらを選ぶ場合も、家族の予定と現場の予定をどう合わせるかを、先に考えておくことが大切です。
ここまでの話を、3つに絞って振り返ります。
つまずく場面を知っておく:天井、高い場所、重い材料。どれも道具と体の使い方で負担を軽くできる
職場は確かめてから選ぶ:更衣とトイレ、重い物の運び方、教わる順番、日程、女性の先輩や講師
働き方を決めてから学ぶ:雇われる、独立する、自分の事業に足す。それぞれで必要な準備が違う
建設業の現場で働く女性は、まだ少数です。それでも、未経験から一人で一部屋を貼り切り、教える側に立つ女性もいます。
クロス職人の仕事に興味があるなら、まずは無料でできることから始めてみてください。
Kitano壁紙スクールでは、無料で試せる2つの入り口を用意しています。
無料「LINE職人テスト」
ゲームのような感覚で取り組めるテストです。公開していない動画も見られます。
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詳しくは、Kitano壁紙スクールのホームページをご覧ください。